MESSAGE


2025年4月に「ロックアンセム」という新しいロックフェスが誕生します。
ロックが好きなスタッフが作り、ロック好きな人たちが集まる「ロック純度」の高いロックフェスです。

よく「ロックアンセム」ってどういう意味ですか?と訊かれますが、僕も正確な意味はわかりません。これまでに色々なライブで、お客さんが拳を上げ、大声で歌い、飛び跳ね、笑顔になる瞬間に何度も立ち会ってきましたが、その曲が「ロックアンセム」だと僕は思っています。それは大ヒットしたシングル曲の場合もあるし、アルバム曲だけどライブでは外せない定番の曲もあります。アーティストが自分たちで「この曲が俺たちのロックアンセムだ」と決めるというよりは、お客さんが「自分にとってのロックアンセムはこれ!」と決める感覚です。
ロックアンセムの定義をネットで調べたところ、どれもしっくりこなかったのですが、音楽ライターであり、友人の松本侃士くんがブログで書いていた表現が、たまたま僕の考えていたことと非常に似ていて嬉しくなり、本人の許諾をいただき、ここに引用させていただきます。
「ロック」とは、コミュニケーションの回路、つまり、アーティストと僕、そしてあなたを繋ぐ、感情のメディアである。歓び、哀しみ、切なさ、孤独。そして、願い、覚悟、決意。「ロック」は、そうした全ての感情や想いを等しく包み込み、優しく、時に爆音として激しく、「私たちの唄」として響かせてくれる。

その時に僕たちは、名前も、年代も、そのフェスの会場に来た理由も異なる知らない誰かと、一つの同じ感情を共有することができる。大いなる一体感に包まれながらも、同時に、ありのままの自分の感情を肯定することができる。「ロック」は、そうした奇跡のようなコミュニケーションを可能にする。この現象を前にして、僕は涙が止まらなくなるような経験を幾度となく重ねてきた。

そして僕たちは、そうした奇跡を呼び起こす楽曲を「ロックアンセム」と呼ぶ。僕たちの心を一つに繋ぐ唄。そのステージに集まった一人ひとりの観客を主役に変えてしまう、まさに「ロック」の魔法。そうした楽曲たちに、これまで、どれだけ多くの人が奮い立たされ、導かれ、救われてきただろうか。僕たちは、これからも「ロックアンセム」を求め、アーティストはその期待に応え続けてくれるだろう。だからこそ、フェスの奇跡は、起きるべくして起きるのだ。


僕はこれまで長きにわたり、テレビの音楽番組を通じて、アーティストや楽曲の魅力を伝えてきましたが、ロックバンドが一番輝く瞬間は間違いなく「ライブ」だと思っています。僕は年間250本以上ライブに足を運んでいますが、全国のライブハウスには、音楽番組では伝えきれない「熱量」「興奮」「感動」が毎日のように誕生しています。最新の楽曲や話題の楽曲を、ネットやスマホで観たり、聴いたりすることが出来るようになり、どんどん音楽が身近なものになっていますが、ライブ会場で歌声や演奏を聴いたり、生のパフォーマンスを観ないと、その楽曲やアーティストの魅力が伝わってこないことも多々あります。実際に僕はライブハウスや、音楽フェスで人生を捧げるほど好きになるロックバンドとの出会いをこれまで何度も繰り返してきました。一人でも多くの音楽好きな人がライブに足を運び、ロックアンセムを聴いて、人生が変わるような経験をして欲しい、という思いを込めて、このイベントを企画しました。
またコロナ禍を経て、フェスの来場者がかなり入れ替わったといわれています。長年にわたりロックフェスを支え続けてきた30代、40代のお客さんが減り、初めてフェスに参加する10代、20代のお客さんが年々増えているようです。若い人がどんどんフェスに来るということは素晴らしいことですが、個人的には30代、40代、それ以上のロック好きなお客さんが、ロックフェスで年齢関係なく「ロックキッズ」になって欲しいという思いが強いです。なので「ロックアンセム」初回のラインナップ、特に「DAY2」はフェスから遠ざかってきた世代のロックファンが再びフェスに足を運びたくなるようなバンドを中心に声をかけました。一言でいうと「超ストロングスタイルのロックフェス」だと思います。このラインナップを見て「懐古主義」のイベントだと勘違いする方もいるのですが、どのバンドも現在進行形で活動していて、ライブを観ても今が一番格好良いのでは?というバンドばかりです!全アーティストがそれぞれのロックアンセムで、ロックの魅力、フェスの魅力を伝えてくれます!その瞬間に立ち会った10代、20代のお客さんも間違いなく、その魅力にハマるに違いありません!
そして30代、40代のお客さんだと、小さなお子さんがいる方も多いでしょう。子供を連れてロックフェスに行くのって大丈夫?その不安にも応えられるよう「ファミリーチケット」購入者のみが入れる「ファミリーエリア」や、別空間に子供が遊べる「キッズエリア」も作ります。大人がロックキッズになれる場所であり、子供を連れて家族で楽しめる、そんなロックフェスを目指します。

「こんなロックフェスを待っていた!」と思ってもらえることを願いながら、来年の4月に幕張で待っています!

いよいよ「ロックアンセム」開催まで3ヶ月を切りましたが、出演アーティストの追加発表をさせていただきます。第2弾では8組の追加アーティストが発表され、DAY1、DAY2ともに9組ずつラインナップが揃い、DAY1、DAY2のカラーがだんだんと見えてきたと思います!今回DAY1は打首獄門同好会、四星球、レキシが追加されたことにより、エンタメ色の濃いライブが楽しめるメンツになってきました。この日は音源では伝わらない魅力溢れるパフォーマンスが満載となります。この3組に限らずですが、とにかく会場でライブを体験して欲しいバンドばかりです!そして個人的な思いとしてはUNISON SQUARE GARDENの出演が決まったことが、めちゃくちゃ嬉しいです!どのバンドも出てくれることは当たり前ではないし、出たくてもスケジュールの都合や、色々な事情で出られなかったバンドもたくさんいます。そんな中でユニゾンはこれまで自分の主催フェスに何度かオファーさせてもらいましたが、タイミングが合わず出演が叶っていませんでした。以前、担当していた「Love music」という番組には何度も出演してもらったし、何度もライブを観てきましたが、やっぱり圧倒的にライブが格好良いバンドなので、どうしてもライブを観て欲しく…しつこくオファーし続けた結果、ついに念願叶って出演してもらいます!!
そしてDAY2はサンボマスター、東京スカパラダイスオーケストラ、THE BAWDIES、ROTTENGRAFFTYという4組が追加で発表されました。DAY2は僕がライブを観てハマり、今でもずっとライブに通い続けるロックバンドばかりなのですが、出会ってから何年も経っているのにライブがどんどん進化していて、今が一番格好良いライブを見せてくれるライブの猛者たちばかりです!また、ザ・クロマニヨンズをリスペクトしてやまないサンボマスター、ハルカミライという2組が、ザ・クロマニヨンズと同じ日にステージに立つというは、個人的に夢のような瞬間です(個人的な思いを語り出したらキリがないので控えさえていただきますが、出演してくれる全てのバンドに、同じくらいのリスペクトと感謝の気持ちでいっぱいです)!僕はフェスやイベントに行くと、ライブが終わり転換時間になると違うステージにダッシュで移動して、またそのステージを観終わったらダッシュで移動する、ということを一日中繰り返してきました(今でもそれに近いですが笑)。幸いにも「ロックアンセム」はステージが横並びなので、移動はほぼしなくても大丈夫ですが、休むヒマがないくらい魅力的なバンドばかりが登場するので、スカパラ谷中さんの言葉をお借りしますが、闘うように楽しんでください!
そして開催発表時にもコメントしましたが、「ロックアンセム」というイベントはロックが好きなスタッフが作り、ロック好きな人たちが集まる「ロック純度」の高いロックフェスです。最新の楽曲や話題の楽曲を、ネットやスマホで観たり、聴いたりすることが出来るようになり、どんどん音楽が身近なものになっていますが、ライブ会場で歌声や演奏を聴いたり、生のパフォーマンスを観ないと、その楽曲やアーティストの魅力が伝わってこないことも多々あります。実際に僕はライブハウスや、音楽フェスで人生を捧げるほど好きになるロックバンドとの出会いをこれまで何度も繰り返してきました。一人でも多くの音楽好きな人がライブに足を運び、ロックアンセムを聴いて、人生が変わるような経験をして欲しい、という思いを込めて、このイベントを企画しました。 またコロナ禍を経て、フェスの来場者がかなり入れ替わったといわれています。長年にわたりロックフェスを支え続けてきた30代、40代のお客さんが減り、初めてフェスに参加する10代、20代のお客さんが年々増えているようです。若い人がどんどんフェスに来るということは素晴らしいことですが、その一方で30代、40代、それ以上のロック好きなお客さんが、ロックフェスで年齢関係なく「ロックキッズ」になって欲しいという思いが強いです。なので「ロックアンセム」はフェスから遠ざかってきた世代のロックファンが再びフェスに足を運びたくなるようなバンドを中心に声をかけました。DAY1は15周年、20周年のバンドが多く、DAY2は25年以上のキャリア(スカパラに至っては35周年!)のバンドが集まってくれました!一言でいうと「超ストロングスタイルのロックフェス」だと思います。このラインナップを見て「懐古主義」のイベントだと勘違いする方もいるのですが、どのバンドも現在進行形で活動していて、ライブを観ても今が一番格好良いのでは?というバンドばかりです!全アーティストがそれぞれのロックアンセムで、ロックの魅力、フェスの魅力を伝えてくれます!その瞬間に立ち会った10代、20代のお客さんも間違いなく、その魅力にハマることは違いありません!そして30代、40代のお客さんだと、小さなお子さんがいる方も多いでしょう。子供を連れてロックフェスに行くのって大丈夫?その不安にも応えられるよう「ファミリーチケット」購入者のみが入れる「ファミリーエリア」や、別空間に子供が遊べる「キッズエリア」も作ります。大人がロックキッズになれる場所であり、子供を連れて家族で楽しめる、そんなロックフェスを目指します。

「こんなロックフェスを待っていた!」と思ってくれる方はもちろん、「一度観てみたかったアーティストが出てる!」と興味を持ってくれた方も、一人でも多くのロックファンが集まったら、是非遊びに来てください!皆さんと一緒に「ロックフェス」のカルチャーを守っていきたいと思います!
テレビ朝日 三浦ジュン(ロックアンセム プロデューサー)